ここでは過去に制作した作品やその時のエピソードなどをご紹介します。
story 18 「個展 circle」
「命がつきてなくなっても
またみんなと であいたい
わたしが木や鳥だったとしても
今までであえたすべての人に
もう一度めぐり逢えますようにと願うの
それだけ出逢った人たちが大切な存在で
今を これからをつくるのに
かかせない人たちなのです」
この想いから個展のタイトルを「circle」とつけました。
つながる、つながり、そこからうまれてくるモノを表現したかったです。
今回は、水彩で、えがくという制限をいただいて色々試しました。
何でもいいとなると、自分からうまれてきた表現は
自分さえよければ成立する表現になりように思います。
そうではなく、制約があり
評価される中で 何がうまれてくるのだろう
私は、いつも誰かと何かをする時は、
その人とする意味みたいなものを探したがります。
「太陽事務」のギャラリストさんが、
水彩での可能性を、前回の個展時に気づいてくださって
そこの引き出しをひきだして
次回は、みなさんにみていただこうと話してくれました。
なので、水彩って、どんなんだったっけ。。。からはじまって
いい感じに乾かなくて ジ〜とにらめっこしたり
色と色とがひきあって 二つとないグラデーションに
にじんでいく様子に、感動したりする日々でした。
そうやんなぁ〜頭ごなしに計算しても
うまくいかへんよね、、、とか、
こんな色二度と出せないな。と思い
偶然に引き合った人のことを思い出したり。
生きてることで感じることと重ね合わせ
えがいていました。
結局、水彩で描くことに意味があるのではなく
何か制約がある中で、表現する事の大切さを教えて頂いたように思います。
日々、何らかの制約や、制限があります。
生きている「時」もそうです。
そんな中で、わたしは本質の自分とどう向き合うんだろうと。。。
「何でうまくいかないんだろう・・・」と嘆いて
落ち込んで立ち直れないくらいになっている自分がいます。
投げやりになって スッキリするかも。。と
壊したがっているわたしがいること。
落ち込んで、悲しんで嘆いている方が楽だということに 気づいてきて
何かあると、そういう不幸のサークルをつくりたがっている自分がいること
「大丈夫。うまくいってる」と感じないのは、
わたしの中のパターン化した、落ち込む方への考え方なんじゃないかなと。
うまくいかせてないのは、やっぱりこのわたし。
不幸サークルになるように、そこにもっていきたがってるの、わたしだな。。
泣いている方が、悲しんでいる方が楽なんです。
結局 楽だからそうしているのかと感じだして
そんなサークルの中にいても、何もうまれてこないことに気づきだしました。
それでも、この自分と付き合っていくには どうしたらいいのか
考えていました。
自然の摂理だったり、偶発的におこっている事は
言葉では、伝えられないものがあります。
水彩は、水を含んだ時のにじみや広がりには、
とても神秘的な要素があり
無限の可能性を感じます。
そんな、二度とおこらない変化に、愛情をもって楽しんで描くこと。
うまくいかななった にじみをベースに
重ねて描くと何とも言えない色ができたこと。
ここでパステルをつかってやわらかくまとめて完成!
と、いつもだったら 「いつものいい感じパターン」で仕上げていましたが
パステルを使わず水彩だけで、どんな表現ができるのだろう。
わかっているまとめ方ではなく
わからないまとめ方で、
制約がある中でどうしたら まとまるのか・・・
取り合えずでも カタチにしようと試みる時
何だか、幸せサークルの「円」「まる」がみえてきたように思います。
そんなつながりが 考え方が根付きひろがっていくように。。
時が経ち、経験となったことで
誰一人、出逢わなければよかったと思う人はいないです。
涙で苦しかった出来事も、意味があることのように思います。
「命のおわり」 誰にでもくる できごとまでに
私は、どれだけの人と話し、感じ、表現していくのだろう
今まで「描くこと」を通して、生きていく中で大切なことを
学んでいるように思います。
「描くこと」から出逢うことにつながって
みなさんが経験したきたことを少しでも感じ、表現すること。
お話を聞かせて頂いて確実に私の「何か」になっています。
個展「circle」では、
この10年「描く」ということをみつめてきて
いろんな方とつながってこれたこと。
そして、そんな中で 今のわたしがあることに
心から感謝し、ふり返ることのできた個展でした。
ありがとうございます。
2008年12月6日〜23日 詩描人 あいこ個展「circle」







