ここでは過去に制作した作品やその時のエピソードなどをご紹介します。
story 04 「近鉄プラッツ展示作品たち」
去年の今頃、
近鉄プラッツの準備で忙しかったのを 憶えています。
「リアルなキョートの暮らし」と題しまして、
リアルキョートのメンバーと表現しました。
町屋の廃材などを使って家具や空間をつくる人。
京町屋で採取した古材と、
古木の根や幹などの廃材を利用し
癒しのオブジェやディスプレイをつくる人。
植物で表現する人。
それぞれ違いましたが、「木」というモノに携ってる人たちです。
そんな中で、私は何を表現したらいいのかなぁ。
何を、表にだしたいのだろう・・・
はじめは、この自問自答から抜けだせなかったです。
私は、一緒にするんだから
「一緒にする意味」をもちたいと思っていました。
一人だけで自由に表現するのではない、
何か特別なモノが表現できたら。
でも、どんなふうに・・・
とりあえず、描くことから始めて
それと同時に、
一緒にするメンバーと少しお話することにしました。
みんな、それぞれ色んな想いがあること。
「木」に携って
生まれてくる想いが、ステキでした。
そういえば、私の生活の中に
沢山ある「木」
道を歩いてても「ほら、そこに・・・」
お家にいても「木のテーブル」
とってもたくさんあるのに、
あたりまえすぎて、大事に感じること、
あんまりなかったです。
感じないくらい 大事にされてない。
でも、そんな「木」を大事に感じて表現している人たち。
「長年生き続けてきた 古木の幹や根などは、
色々な苦難と戦ってきた結果、
人間に優しさや 生きる力強さを教えてくれます。
それは言葉では語ってくれないけれど
『うねり』や『コブ』の形状で物語ってくれます。
しかし、それらは産業廃棄物として扱われているのが現状です。」
これは、一緒にした、
癒しのオブジェをつくられる
「わらび亭」さんの言葉です。
木も人も、一緒の地球に存在していて
木があるから、人が生きていけること。
そして、木のことを考えだして思いました。
あたりまえに感じ、
大切にできていない存在が
「木」だけでなく
「人」でもいえるんじゃないか・・・
何だか、「人」に対しても
ありがたさを感じました。
私は「木」にも「人」にも、守られながら生きているんだな。。
そんな、想いをカタチにできたら。
たくさんの言葉や想いが浮かんできました。
そこから、なるべくシンプルに、
なるべくわかりやすく描こうと思いました。
いつもノートをもって感じることをメモしました。
採用されなかった絵や言葉は多かったけど、
それがあったから、いいのもができたと思います。
そして、大きな喜びをもらえた展示でした。
「2005年 春 近鉄プラッツ展示作品たち」