たったひとりたったひとつの 詩描人 あいこ メールを出す

ここでは過去に制作した作品やその時のエピソードなどをご紹介します。

story 12 「きいろの温度」 作品

今年最初に個展をする事を決め、
自分の中にある、言葉や想いを引き出す事から始めました。

はじめての個展。

以前は新風館で、毎週作品をOPENにしていて
毎週がミニ個展みたいでした。

ちゃんとした所で、ちゃんとしたモノを描きたい。
少しずつこんな気持ちが芽生えていたので
個展ができるとなった時、うれしかったです。

色んな想いで描いてきて
初めて、自分の作品が白い壁にかかった時は
何だか、泣けてきました。
うれしかったのか、感動したのか、
よくわからなかったですが、涙がでました。

よく考えると、お仕事で描くようになってから
意識的に「想い」を引き出せるようになりました。

言葉は、いつも色んな所に走り書きしてます。
昔から日記のように「詩」を書いていて、
言葉のように、絵を描いていました。

楽しい時。誰かを想っている時。
名前や日付を書いていなくても
その時の想いや情景が思い出されます。

お仕事で描く時は、ちぐはぐな時もありますが
気持ちが落ち込んでいる時にでも、
幸せいっぱいの絵を描いてたら
いつの間にか、心はあたたかくなっています。
幸せな気持ちを想い返したり、イメージしているからです。
そして、描いててよかったなぁと
しみじみ思い、描くことに救われている時があります。

辛い時は、悲しかったり、辛かったりする事を、素直に言葉にしています。
私は、プラス思考の人ではないので、
努力しないと、いいふうに考えられないです。
でも、このことを認めてから、いいふうに考える事を努力しています。
中々難しいですけど。できるだけ、いいふうに・・・と。

 「わたしなんてって思ったら
 考えなくても できない事が うかぶんだぁ
 わたしだって。って思っても
 なかなか 考えないと何ができるかわからない。
 でも できそうなひとつを ちゃんとみつめてみたら
 そこからみえる 上向きの自分を感じるから 
 今日もわたしだって 何ができる?と 問いかけてみるよ。」
 できそうな気持ちをふくらましていく方が楽しいのかな。
 やれることをやろう。。


涙の詩は、いつもニコニコ笑ってキラキラした子がいて
その子の周りには、いつも誰かがいました。
「何でそんなに、キラキラしてるのかなぁ」素直にそう思って、
彼女とたくさん話をしました。
お互い性格が正反対だと思ってます。
でも、一緒にいて心地いいですし、色々教わることもあります。

ある時、落ち込んでどうしようもなかった時
キラキラの彼女の前で 気が付いたら泣いていました。
「あぁ・・・こんな泣いてたらあかんわぁ・・・」
と思って顔を上げたら、彼女も泣いていました。
その時ビックリして
何だかホントにあたたかくてうれしくて救われたのです。

「わかろうとしてくれて ありがとう
 なみだの粒が つながって
 リボンになったよ」

この言葉は、その時の想いからです。
いっぱいいっぱいの毎日で、今も必死に走っています。


強くなったり、弱くなったりする中で 
いつも一人でしゃべっています。
そして、自問自答する事が多くなった今。
今までに感じた事のない気持ちになります。

不器用にしか伝えられない毎日の中で
昨年は、自分の想いを、中にしまっておく事が多かったです。

だから、今年最初の個展で、想いをシンプルにひきだしてみました。

「だいじょうぶ だいじょうぶだからね」っていえる人になりたいな。
この作品は、密かに一番のお気に入りでした。


「わたしたちは つめたい冬をこえて生きている
 あたりまえすぎて 気づかなかったけど
 雪の中からでた芽たちを見て
 人も多かれ 少なかれ こんな思いをしながら
 春のひざしを 喜びにして 生きている」

一年中、外でお店をしていると
植物のように暖かさに喜んでいる私がいたり。

「こうして とけるように よりそっている
 あなたにしかだせない温度で
 わたしをあたためてくれる」
こんな特別な想いを大切にしたいと思ったり。

何気なく感じている想い、
それぞれのシーンを思い返してできた作品です。


「きいろの温度」というタイトルは、寒い中来て下さった方に
絵や言葉で あたたかくなってもらえたらなぁ。。と思ってつけました。
でも、私がいつの間にかあたたかくなっていていました。

表現する時は、皆さんの、誰かの気持ちがしみてきて
私の心に にじんでいます。

また、新しいものをお見せできるように。。

ありがとうございます。

2007年1月7日〜25日 「きいろの温度」展